CT検査
CT検査
レントゲンでは判断しにくい骨の状態を、より詳しく確認するために
当院では、キヤノン製16列マルチスライスCT「Aquilion Start(アクイリオン スタート)TSX-037A」を導入しました。
診察やレントゲン検査に加え、医師が必要と判断した場合には、院内でCT検査を行うことができます。
CTは、骨折の形や骨のずれ、関節を構成する骨の状態などを、断面画像や必要に応じた立体画像で確認する検査です。レントゲンでは判断しにくい部分を詳しく評価し、治療方針を検討する際に役立ちます。
当院では、キヤノン製16列マルチスライスCT「Aquilion Start(アクイリオン スタート)TSX-037A」を導入しました。
レントゲンでは判断しにくい部分を詳しく評価し、治療方針を検討する際に役立ちます。
01 CT検査とは
CTは、X線を使って体の断面画像を作る検査です。撮影した情報をコンピューターで処理し、さまざまな方向から体の中を確認できます。
撮影した画像をコンピューターで処理することで、骨や関節の細かな状態を多方向から確認できます。
骨だけでなく、筋肉などの軟部組織や臓器の評価にも使われます。整形外科では、特に骨折の形やずれ、骨の細かな構造の確認に役立ちます。
症状や診察結果をふまえ、必要性を医師が判断してご案内します。


断面画像
骨の重なりで見えにくい部分を、断面に分けて確認できます。

立体画像
撮影した情報から、別の方向の画像や立体画像を作成し、骨の形や位置関係の把握に役立てます。

詳細な評価
骨折の形やずれ、関節面への広がりなどを評価し、診察の情報と合わせて治療方針を考えます。
02 レントゲンとCTの違い
どちらもX線を使う検査ですが、見え方と得意な場面が異なります。
レントゲン
- 骨折や骨・関節の状態を確認する基本的な検査です。
- 骨の形や並びを、平面の画像で確認します。
- 骨が重なる部分や、ずれの少ない骨折は分かりにくい場合があります。
CT
- 体の断面を画像にして確認します。
- 複雑な骨折の形や、骨片の位置などを詳しく評価できます。
- 多方向の画像や立体画像を作成できます。
※CTを追加する目的は、診断や治療に必要な情報を補うことです。 レントゲンと診察で判断できる場合には、CTを行わないこともあります。
03 CTとMRIの違い
調べたい組織によって使い分けます。
CT
整形外科で役立つ場面
骨折の形・骨片のずれ・関節面・骨のつながり具合の評価
特徴
X線を使います。一般にMRIより短時間で撮影できます
MRI
整形外科で役立つ主な場面
椎間板・神経・脊髄・半月板・靱帯・筋肉・腱などの評価
特徴
磁石と電波を使います。放射線による被ばくはありません
※用途は一例です。CTは骨以外も評価でき、MRIが骨折の確認に役立つ場合もあります。
※MRIが適している場合は、MRI設備のある医療機関へご紹介します。
04 CT検査が役立つ主な場面
CT検査では、骨を細かな断面画像で確認できます。症状や診察結果をもとに、検査が必要か医師が判断します。

レントゲンでは分かりにくい骨折
転倒や打撲の後、痛みや腫れがあるものの、レントゲンでは骨折がはっきりしない場合があります。CTは、骨が重なる部分などを詳しく確認する際に役立ちます。

複雑な骨折や骨のずれ
骨折の形や広がり、骨片の位置を確認します。固定の方法や手術の必要性など、治療方針を検討する材料になります。

関節周囲や小さな骨の骨折
手首・肘・膝・足首・足などでは、複数の骨が重なります。CTは、骨折の状態や、関節面まで骨折が及んでいるかを評価する際に役立ちます。

背骨などの骨の状態
背骨の骨折が疑われる場合などに、骨の形やずれ、周囲の骨の構造を詳しく確認します。神経や脊髄などの評価が必要な場合には、MRIなどを検討します。

スポーツによる骨の障害
スポーツに伴う骨の障害では、骨の形や骨折線などを確認するためにCTを使用する場合があります。発症時期や傷めた組織によっては、MRIなどが適している場合もあります。

骨折後の骨のや治り具合
骨折後の経過はレントゲンなどで確認しますが、判断が難しい場合にはCTを検討します。骨折部の状態を確認し、その後の治療方針を考える材料にします。
05 被ばくについて

CT検査ではX線を使用します。
CT検査では放射線による被ばくがあります。当院が使用しているCT装置「Aquilion Start」は、画像のノイズを減らし、少ない放射線量での撮影を支援する技術を備えています。ただし、実際の被ばく量は撮影する部位や範囲、撮影条件などによって異なります。

妊娠中または妊娠の可能性がある方へ
妊娠中または妊娠の可能性がある方は、必ず撮影前にお申し出ください。医師が状況を確認し、検査の必要性や方法を判断します。

医師が検査の必要性を判断します
診断や治療に必要な情報が得られるかと、被ばくなどの負担を考え、医師が検査の必要性を判断します。当院では、必要な範囲で撮影を行います。
06 検査の流れ
受診から検査後の説明までの流れをご案内します。
STEP 01
受付・問診
痛みのある場所や、いつから症状が続いているかを確認します。気になることがあればお伝えください。
STEP 02
診察・検査の判断
医師が症状や診察の結果を確認し、CT検査が必要かどうかを判断します。検査について不安なことは、診察時にご相談ください。
STEP 03
CT撮影
検査台に横になり、スタッフの案内に沿って撮影します。姿勢を保つことがつらい場合は、スタッフにお知らせください。
STEP 04
結果説明・治療方針
医師が画像と診察の結果を合わせて説明し、今後の治療方針をご案内します。生活上の注意や、次の受診についても確認しましょう。
※検査の実施時期や結果説明のタイミングは、診療状況や検査内容によって異なります。
07 よくある質問
Q CT検査は誰でも受けられますか?
A. 症状や診察結果をふまえ、医師が必要と判断した場合にご案内します。
Q 検査は痛いですか?
A. CT検査自体に痛みはありません。検査台に横になって撮影を行います。
Q 被ばくが心配です。
A. CT検査ではX線を使用します。必要性を医師が判断し、必要な範囲で撮影を行います。不安がある方は診察時にご相談ください。
Q 妊娠中でも検査できますか?
A. 妊娠中または妊娠の可能性がある方は、必ず診察時にお申し出ください。医師が状況を確認したうえで判断します。
Q 予約は必要ですか?
A. 診察時に症状や状態を確認したうえで、必要に応じて検査をご案内します。まずは診察のご予約またはお問い合わせをお願いします。
痛みやけがでお困りの方は、まずはご相談ください
「レントゲンでは異常がないと言われたけれど痛みが続いている」
「転倒してから強い痛みがある」などの場合もご相談ください。
※CT検査はX線を使用する検査です。診察のうえ、医師が必要性を判断して実施します。